しょうゆの花房は、1841年に麹屋として糀の製造を開始したことが始まりです。その後、1892年に醤油の取り売りを始め、1927年より醤油の醸造を開始されました。以来、この地域にはなくてはならないものの一つとなりました。
醤油が作られている工場に入ると驚くことにモーツァルトが響き渡っています。これは、胎教にクラシックを聞かせるのと同じように、発酵中の麹菌に聞かせながらじっくりと時間をかけて熟成します。作り手である花房靖裕さんは、我が子を育てるように、お醤油にたくさんの愛情を注ぎながら作られています。
花房さんが大事にしていることは、2つ。「安全性」と「おいしさ」。
お醤油の原料には、国産丸大豆100%、国産小麦100%、天日塩を使用して製造をされています。
国産の丸大豆は、収穫量に限りがあり安定して原料を確保することの難しさと約3倍にもなる価格面を考えると、使っているメーカーはあまりありません。しかし花房さんでは、遺伝子組み換えされた輸入大豆や脱脂加工大豆ではなく、全て国産大豆だけを使うことで、安全性を確保したおいしいお醤油が実現できる、全国でも数少ない国産丸大豆の醤油メーカーです。
栄養成分表(100mlあたり) | |
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エネルギー | 79Kcal |
たんぱく質 | 8.9g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 10.6g |
食塩相当量 | 18.0g(推定値) |