のしごとのトップ / 仕事の仕方を変える (のしごと)
まだまだ日中は暑い日が続いていますが、夏ももう終わり。今年は、ちょうどタイミングが悪く、東京でも豊岡でも一度も祭りに行くことができませんでした。
去年の冬から四季を感じる暇がないというよりは、立ち止まることをしたくなくて仕事にひたすら没頭してきました。この先のことを考えることからも、これまでのことを振り返ることからも逃げ、ただただひたすらに目の前の仕事と向き合ってきたように思います。
辛い時に仕事があることは幸せなことだし、必要としてもらえるのはありがたいことだ。でも、2年ほど前から仕事のスタイルを大きく変え始めました。その最たる部分が、これまで主軸にしてきたウェブサイト制作。これをほとんど辞めることにしました。
理由は色々とあるのですが、一番大きかったのは単なる制作者としての扱いを受けることが多くなってしまったこと。指示されたとおりに作り、作って終わってしまうケースが増え、他の人が作っても別にいいんじゃないかと思う仕事が何度かあったことで、新規でウェブサイトを作るということを断ることにしました。
長い間お付き合いさせていただいている方や、ウェブサイト以外の依頼もいただける方は引き続き対応させていただきますが、新規案件や単発案件は全て断らせていただいています。申し訳ありません。
実を言うと、もっとずっと前からウェブの仕事は辞めたいなと思っていました。でも、本業があるものの20年近く続けてきたウェブの仕事を辞めてしまうことに少なからず未練や不安がありました。実際、豊岡に帰ってウェブを作れる人が重宝されることもひしひしと感じているのも確かですし、必要としてくれる方の依頼を断ることに申し訳なさも感じていました。
でも、ここ最近でもさきほど言ったように「自分でなくてもいいんじゃないか?」と思う仕事が多くなり、一気に受ける仕事を縮小していきました。そして、いざ断ることを実行してみた結果、驚くほど依頼の数は変わりませんでした。ただ、期待してくださっていた方々には大変申し訳ありませんが、ウェブ以外の仕事が増えてきたことで断るスタンスに変えて今はよかったと思っています。あのまま続けていたらどうなっていたんだろう。きっとパンクしていたに違いありません
これからはウェブは一つの手段として、もっと大枠で様々なことに取り組んでいこうと思います。何か一緒にできそうなことがあればぜひお声がけください。