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プレス工場が作った渾身のキッチンツール

”のしごと”
笠原スプリング

ネット販売を始めるにあたり、どうしても取り扱いたかった製品の一つが、墨田区八広の笠原スプリングさんが作る「てのひらトング」。

この工場との出会いは、今から6年前に遡ります。すみだの仕事をスタートするよりも前のことで、墨田区の町工場の中で初めて工場を見学させてもらった、とても思い出深い場所です。

笠原スプリングさんへ伺う時は、なぜだかいつも工場がお休みの日。初めて訪れた時もそうだったのですが、嫌な顔一つせず見学させてくれたことを、今でも覚えています。その後の訪問もなぜかお休みに訪れてしまい、「いつもタイミング悪いなぁ」とボヤきながらも、たっぷりお話を聞かせてくれるのは、現代表で4代目の笠原さん。

1929年に創業した笠原スプリングさんは、当時は今の場所ではなく京島に工場がありました。10トン~100トンのプレス機械で、極小製品の一品物から大型物まで、金属の抜き・穴・曲げ・絞りといった加工技術で、自動車や医療機器に組み込まれる板バネなどを、今は一人で作られています。

以前は従業員も多かったそうですが、バブル崩壊やリーマンショックの波が押し寄せ、徐々に工場は縮小を続け、子供の頃から可愛がってくれた職人さんたちも雇えなくなってしまったと言います。

そんな工場の転機となったのが「てのひらトング」の開発。デザイナーやプロデューサーによって、工場の持つ技術と経験、そして知識が最大限に引き出され、これまでにないキッチンツールが生まれました。この製品に込められた技術の高さは、大手企業も度々工場へ視察に訪れるほど。

実際に使っていただくと分かりますが、てのひらトングという名前の通り、自分の手がツールになったような感覚は、他のトングの使い心地とは全く別物。掴む・挟む・すくう、これらの動作がまるで自分の手をそのまま使っているような感覚です。

一般的なトングが点で掴むのに対して、このトングは面なので、非常に挟みやすいだけでなく、細々としたものは、スプーンのようにすくうこともできます。お子さまでも安心して使っていただけますし、お箸に慣れていない外国の方にもおすすめです。

「マット仕上がり」と「鏡面仕上がり」の2タイプがありますが、サイズや用途は全く同じなので、お好みに合わせて選んでいただけたらと思います。

■てのひらトング / てのひらサラダトング
https://noshigoto.com/item/20735.html

(2018.07.25)

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