のしごとのトップ / 真鶴にある小さな出版社 (のしごと)
神奈川県足柄下郡にある真鶴町を訪れました。目的は、小さな出版社「真鶴出版」さん。この小さな町で真鶴のことを発信する出版業と、実際に真鶴に来た方を受け入れる宿泊業を営まれています。
東京から電車で1時間半ほど。もっと遠いと思っていましたが、あっという間に真鶴に到着した頃には都心とは全く違う景色が広がっていました。
真鶴出版を知ったっきっかけは、写真にある「小さな町で仕事をつくる」というフリーペーパー。この冊子を読んでみたくて、昨年の小田原ブックマーケットに出展している真鶴出版さんに会いに行ったことから始まりました。そしてその時に、真鶴出版さんが手がける写真右にある干物のことを丁寧に説明した冊子「やさしいひもの」を購入させていただきました。
この「やさしいひもの」、干物の説明がとても分かりやすく書かれているのはもちろん、おもしろい仕組みが干物引換券が中に封入されていること。冊子を購入した方が、干物を引き換えるためにこの地を訪れてくれるようにとの狙いがあり、我々もこの引換券を持って訪れたというわけです。
干物引換券で交換できる店舗は4店舗。その中から伺ったのは高橋水産さん。お店に入るとすぐ試食用の干物をその場で焼いてくださいながら、干物の説明や真鶴のことを伺い、引換券と干物を引き換えていただいたのですが、結局、試食の味に感動して持てないくらいの干物を買うことに。
実は、高橋水産さんの干物は、のしごととも縁の深い東京・墨田区にあるししまる食堂さんというお店でも提供されていて、以前お店でいただいたことがあり、不思議なご縁を感じました。
そして、念願の真鶴出版さんへ。ゲストを迎える掃除中にも関わらず快く受け入れてくださり、今年できたばかりの2号店を見学させていただきました。自分がここにいることがなんだか不思議なくらい、ウェブでいつも見ていたこの空間。今回は日帰りでしたが、来ることができて本当によかった。ありがとうございました。