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奮起させてくれる仲間がいる

のしごと

うなぎの寝床 新川

東東京に住んでいて良いなと思うことの一つが、別の地域に働きに行き、寝るだけのためにこの地域に戻ってくるのではなく、この地域に住みこの地域で働いている人が多いということ。

東京の東側は坂が少なく、自転車や歩きでも移動がしやすいという利点があります。会社と自宅を歩いて通勤していると、その途中には取材をさせていただいた会社やお店、一緒に仕事をする仲間の事務所がいくつも点在しています。そういった場所を、自分が仕事を終えて夜帰る頃に通ると、こんな風にいつも思います。

もう仕事を終え電気が消えている時には「今日もお互いお疲れ様でした」とこちらもなんだかホッとした気持ちになります。逆に、まだ電気が点いていると「自分も負けてられないな、お互い頑張りましょう」と気持ちを鼓舞されて、ついつい自宅に帰ってからもパソコンを開いてしまう。

そんな地域との繋がりができるようになったことで、町の見方は大きく変わりました。大げさかもしれませんが、なんとなく過ごしていた町が、今ではこの町と共に生きているようなそんな気持ちにすらなります。

以前取材した方が、夜遅くまで電気が点いているのを見て顔を出し「自分が大変な時に、心配して仕事を振ってくる仲間がいる」と仰っていたことを思い出しました。地域で働くと、近くに心強い仲間がたくさんできる。応援したり応援してもらったり、時に困ったときには助けてもらったり、悩んだときには相談に乗ってもらったり。良い刺激や影響を与えたり受けたり。そんな暮らしや働き方ができるのも「地域で働くこと」の魅力の一つなのかなと思います。

(2018.11.20)

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