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雪の降らない町になる

のしごと

雪

”のしごと”の拠点は、雪の降る町にあります。過去形なのは、温暖化の影響なのか近年は雪が降らない年が増えています。それでも年明けにはまとまった雪が降り、いつもほっとしていましたが、今年は2月になってもまだまともに降っていません。この町の資源でもあるスキー場は、開いたと思ったらすぐに休業してしまうということを繰り返し、安定した営業ができていないようです。

こちらに拠点を移して思うのは、天候に左右される仕事が地方には多いということ。当然ですが、雪が降らなければスキー場は営業できません。一方で、農業は大雪が降れば作物にも影響が出ます。漁業は、台風などの悪天候では漁に出ることはできませんが、今年は時化が少なく逆に獲れすぎたことで、漁獲量の制限が出るほどだというから、本当に天候に左右されやすい仕事です。

雪が降る町から降らない町に変わり、この先スキー場が安定して営業していくというのは、このあたりでは難しいのかもしれません。昔から当たり前にあったスキー場、できることなら残っていってほしいですが、天候を変えることはできない。異常気象で天候の急変が頻繁に起こるようにもなり、仕事の仕方の変化は都会よりも地方の方がこの先大きくなっていくのかもしれません。天候に左右される仕事をしている人たちを間近で見ていると、今後の働き方を考えさせられますし、これは都会で会社員をしているだけでは決して感じることはできなかった感覚のように思います。

(2019.02.10)

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