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手間のかかるお店を作りたい

のしごと

伝所鳩

「伝所鳩」の工事もいよいよ大詰め。今は、本業が終わった後の夜にみんなで集合して、少しずつ壁を塗ったりして仕上げを行っています。

お店ができるということを徐々にみなさんに知っていただき、どんなお店ができるの?と聞かれることが多くなってきました。その質問に対し、今は「手間がかかる日用雑貨店」と答えているのですが、ほとんどの方が首を傾げられるので、分かりにくい伝所鳩のシステムを改めて説明させてください。

これから足を運んでみようと考えてくださっている方は、ぜひご一読いただければと思います。

伝所鳩の空間は、「展示スペース」と「常設販売スペース」の2つに分かれています。お店で取り扱う商品は、まず「のしごと」が取材をし、取材内容を元に展示スペースで企画展を開催します。約1~2か月ほどの展示が終わった後、展示商品の中からセレクトした商品が、販売スペースへと移動し、在庫がある限りいつでも購入ができる常設販売になります。

通常企画展などは、展示が終われば購入ができなくなりますが、伝所鳩では今後購入できるようになる商品が展示されます。つまり「今しか買えないから展示を見に行こう!」ではなく、「次に並ぶ商品は、どんな方がどこで作っているのかを知っておこう」そんな気持ちでお越しいただきたいです。

伝所鳩のコンセプトは『いつもの「毎日」に 誰かの「まいにち」を届ける』。誰にでも使い慣れたものがあるはずで、お店の商品を「毎日使うもの」として加えてもらうには、とても時間がかかることだと考えています。生産者さんや商品のことを伝える展示を行い、常設販売でいつでも購入できるようにしていくことで、次第と誰かの日常の商品、当たり前にある商品として浸透していってほしいなと思います。

このシステムは、商品を販売する我々にとっても、商品を作っている生産者さんにとっても手間がかかります。だからこそ「手間のかかるお店」と呼ぶようにしています。

オープンに合わせて無理に商品を集めるようなことをするつもりはなく、オープン日は「常設販売スペース」を空っぽの状態でスタートする予定です。このシステムを知らない人にとっては「何もないお店」と見えるかもしれません。でも、次に来た時には、商品が一つ、また一つと増えていく。そんな過程を楽しんでもらえるお店にしたいなと思っています。

しかし、それはあくまで理想です。お店は商品を売らなければ運営をしていくことはできません。常設販売が増えるまでは、売り上げの目途が立たないことは明確ですし、工事費用も想定以上にかかってしまいました。

それでも妥協することなくこのシステムを成立させたい。そのために今回はクラウドファンディングに挑戦させていただいております。あと一歩、皆様からの応援が必要です!ぜひご支援よろしくお願いいたします!

【クラウドファンディング挑戦中です!応援よろしくお願いいたします!】
自分の知らない地域の日常を知れるお店「伝所鳩」を墨田区の商店街で一緒に作りたい!

(2019.06.07)

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