のしごとのトップ / ミルクガラスも手がけるガラス工場 (のしごと)
岩澤硝子さんは、アメリカや日本に根強いファンの多い「ミルクガラス」も手がける工場です。
ガラスと聞くと一般的には透明なものをイメージしますが、ミルクガラスは、ガラスにミルクを薄めたような乳白色を練り込んだ珍しい食器です。
ミルクガラスは、アメリカのさまざまなガラス食器メーカーで、1940年代〜1970年代後半まで製造されており、1960年代が全盛期となりました。ミルクガラスの代表的なアンカーホッキング社のブランド「ファイアーキング」が全盛期の頃は、1000以上の型で、年間100万個以上のマグカップが生み出されていたほどの人気を誇っていました。
ミルクガラスは、飲み物を入れると透けて見える半透明のガラスに、厚みのある柔らかい風合いが特徴です。当時から頑丈に製造され、たくさんの家庭やレストラン、ダイナー、カフェ、教会で実際に使われてきたので、映画の中で使われるシーンを見たことがある方も多いかもしれません。
歴史の短いアメリカンアンティークの中でも、ひときわ人気の高い「ミルクガラス」が、年々、希少価値が上がり、現在では高値で取引されるようになりました。当時は、アメリカで大量生産され、スーパー等でも気軽に買えるものでしたが、製造終了後は1点ものとして貴重なものとして取り扱われています。
このミルクガラスを、もう少し手軽に楽しんでもらいたいという想いから、当時ファイアーキングの企画や生産に実際に携わったアメリカのスタッフと、岩澤硝子さんがチームを組みメイド・イン・ジャパン「オールドミルクガラス」が誕生しました。
伝所鳩でも、この「オールドミルクガラス」を展示・販売をさせていただいております。ミルクガラスをお探しだった方も多いかと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
<伝所鳩のしごと展示|岩澤硝子>
[場所] 伝所鳩(墨田区東向島1-23-13-2F)
[アクセス] 東武曳舟駅 徒歩8分
[日時] 2019年8月1日(木)~31日(土)
[営業時間] 11:00~17:00
[定休日:火・水曜(8/19~22は臨時休業)
[入場] 無料