のしごとのトップ / 伝所鳩 豊岡店 工事の様子9 (のしごと)
こちらの屋根は、現のしごとの事務所として使っているガレージの屋根。リニューアルオープン後は、伝所鳩豊岡店の店舗になる予定です。
ご覧のように塗装が剥がれ、ところどころにサビも見られる状態になっていました。以前も一度雨漏りをしたことがあり、気にはなっていたものの何をどうすればいいのかも分からず、そのままの状態で1年を過ごしてしまいました。
伝所鳩豊岡店の改修工事の途中で、大工さんから「これは塗った方がいいですね」と言われ、何をどう塗ればいいのかを聞き、さっそくホームセンターで油性のトタンペイントを購入し、塗ることにしました。
晴れた日は、熱々の鉄板状態なので夏が来る前になんとかやってしまおうと、天気予報を見ながら雨が降らなさそうな日に絞って塗装を開始しました。
天井に上がり、よくよく見てみると確かにサビが非常に酷くトタン自体が薄くなっているようです。クギが浮き上がってるところもあったりして、確かにこのままだと長くないなと…といった状態です。
さっそく、ペンキを端から徐々に塗っていきます。屋外のペンキはこれが初めてだったのですが、室内の塗装と比べていろいろと大変でした。
まず屋根がないので直射日光を浴びながらの作業。暑くなるだろうと思って、朝の6時からスタートした時は少し肌寒いくらいでしたが、お昼にはカンカン照りで上からの暑さとトタンから反射してくる熱で、終わった頃には肌はこんがり。また、足場が不安定なので常に緊張状態にあり足にも力が入り、作業途中には蜂などの虫が襲ってきたり、ペンキが油性なのでにおいが強烈でクラクラしたりと、屋外の作業は想像以上の大変さ。
そんな大変な想いをして完成した屋根がこちら。
黒は、日光を吸収するのでさらに室内が暑くなるとも言われたのですが、白は白で反射して二階の部屋が眩しくなってしまうので、黒で塗ることにしましたが、シックに仕上がって満足いく出来です。あとからよくよく見てみると、ところどころ塗れていないところがあったりもしますが、遠目から見たら気にならないので良しとします。
これをプロにお願いしていたら20~30万程はかかっていたようなので、それが浮いたと思えば大きいですよね。ただ、次の日は全身筋肉痛でまともに歩くこともできなくなってしまいました。
雨が降った日もご覧の通りの撥水力で雨をしっかり弾いてくれています。弾きすぎてこれまで流れていく雨水を受けていた雨どいを、流れるスピードが速くなったのか飛び越えてしまうようになってしまいました。でも、そのくらい撥水しているということなので、しばらくはこれで様子みたいと思います。
ほぼ丸一日かかる大変な作業でしたし、お金に余裕があればプロにお願いした方が仕上がりも綺麗ですが、一度やってしまえばもし何年後かにまた補修が必要な時が来ても何をすればいいのかがだいたい分かるので、自分でやってみるというのは大切ですね。屋根に上ることで、天井がどのような構造になっているのかを見るのも、仕組みが分かってとてもおもしろいですよ。