のしごとのトップ / うなぎの寝床 もんぺ展終了 (のしごと)
伝所鳩 墨田展にて開催したうなぎの寝床のもんぺ展「あなたのまいにちもんぺ発掘展」が、今週月曜に無事に終了しました。お越しくださった皆様ありがとうございました。
当初は、GWに開催を予定していた展示でしたが、コロナの影響もあり約3カ月延期しての開催となりましたが、状況はあまり良くなっておらず不安な中での開催となりました。また、急激な気温上昇もあり、イベント後半は35度を超える日も少なくなく、お店の前を歩いている人もまばら。あまりお客さんに来ていただけないかと思った日もありましたが、熱心なもんぺファンの皆様に支えられ、これまでの展示の中でも特にたくさんのお客さんに来ていただけたように思います。本当にありがとうございます。
もんぺを伝所鳩で展示販売させていただくのは初めてですが、のしごとがうなぎの寝床さんと一緒にイベントをするのは二度目。一度目は、墨田区と筑後地方の仕事を伝えるをテーマに展示を行ったのですが、やりたいことをこれでもかと詰め込んだ展示となったため、正直やりきった感がとても強く、次に何をテーマに展示をすればいいのか迷っていました。
そんな中で決まったテーマは、「もんぺの現状を把握すること」でした。以前は、種類や形も限られていたもんぺが、産地間のコラボによって久留米絣以外の生地のもんぺが登場したり、すっきりとしたシルエットの現代風だけでなく、昔ながらのシルエットが登場するなど、ぼくらもうなぎの寝床さんの進化についていけなくなっていた部分があり、現状のうなぎの寝床が手掛ける「もんぺの取り組み」をぼくらなりにまとめてみることにしました。
改めて調べて見ると、生地の種類、サイズや形の展開が複雑で、販売する側の自分たちでも混乱するほど。これではよく分からないまま買ってしまっているお客さんも多いだろうし、探す際に目的のものも探し切れていないんじゃないかと思い、特設サイトを構築して詳しく説明することにしました。(ちょうど同じタイミングでうなぎの寝床さんのウェブサイトがリニューアルされて、見やすくなったので、そちらと合わせてご覧いただくと分かりやすいかなと思います)
また、伝所鳩ではイベントが決まると商品の魅力を伝える撮影を行うのですが、緊急事態宣言が出たのはちょうどそのタイミングでした。外出することができない中で自分たちができることはなんだろうかと考えた結果、自宅で過ごす服としてもんぺを提案しようと「おうちでもんぺ」をテーマにしました。スタジオを借りたり、ロケに出たりすることなく、自宅の同じ場所でもんぺを使った様々なコーディネートを撮影し始めたのですが、いくつ撮影するかなどはその時は決めず、とにかくやれるだけやってみよう。そう思って始めたコーディネートは、最終的に40を超えるスタイリングを提案することができました。もちろん衣装もレンタルなどせず全て自前。予算的な問題ももちろんありますが、よりお客さまの立場に近い状況を想定しての撮影でした。
こうして、特設サイト作ったり、もんぺのスタイリングを提案したり、店舗でのイベントの裏側でも様々な仕掛けを組み込みましたが、ぼくらが行ったこのイベントは、緊急事態宣言が解除されてもなお不安な状況が続く今、誰かの役に立つものだったのでしょうか。それはぼくらにも分かりません。でも、制限された状況下でのイベントは、自分たちができることをより追及できましたし、メンバー同士が会えない状況だからこそ、よりチームが一丸となって進行できたのは、ぼくらにとっても大きな収穫だったように思います。
スタイリングは、のしごとのインスタグラムもしくはtwitterにてご覧いただくことができます。また、うなぎの寝床さんのもんぺは、一部の商品のみになりますが引き続き伝所鳩 墨田店にて販売をさせていただきます。イベントに間に合わなかった方や追加で購入したいという方は、ぜひお越しください。