のしごとのトップ / 伝所鳩 豊岡店 工事の様子26 (のしごと)
1年前にほぼDIYで仕上げた「のしごとのオフィス」だったガレージは、リニューアル工事の後は、「伝所鳩 豊岡店」の店舗として生まれ変わる予定です。空間としては完成された状態だったので、今回の工事で大きく触る部分はないのですが、唯一の問題が天井からの熱気。
とにかく真夏はエアコンが全く効かないほど暑くなり、仕事にならなかったのでこれを解消するために、写真左に写っているスタイロボードを断熱材として天井に埋め込むことにしました。スタイロボードは、大工さんが捨てる予定だったものをそのまま引き取らせてもらったので、新たに買うこともなくゴミになるものを再活用しています。
ガレージの天井は、最初の工事の時に何も手を加えなかったので、断熱材はもちろんないですし、トタンの鉄板が一枚貼ってあるだけ。
晴れた日には、触ると火傷するほどの熱さになり、エアコンをフル回転させても夏の日中はサウナ状態で全く仕事になりませんでした。また、雨の日は暑さは和らぐのですが、大雨ともなるとトタン一枚だけの屋根に雨が叩きつけられ、雨音でスピーカーから流れる音楽が全く聞こえないほどの騒音となり、電話すらできないという問題がありました。
そこで、壁に貼っていた板と同じものを天井に貼ってもらうことにしました。板貼りは技術がいるので、大工さんにお願いしましたが、もともとのトタン屋根と板の間の隙間にスタイロボードを埋める作業は自分たちで行いました。埋めやすいようにスペースを設けて板を貼ってくれているので、これはとっても簡単。カッターで簡単に切れますし、軽くて扱いやすかったです。
一方で大工さんにお願いした板貼りは、簡単そうに見えて、建物が斜めになっていたり、幅が均等ではないので、そのたびに板を切ったり削ったりと、傍から見ていてもプロでも大変そうでした。さらに、日が照ってくると天井から熱気が一気に降りてくるので、作業中はとにかく暑いのも辛いところ。
こちらが完成した店舗。什器などがまだ何もないのでがらんとしていますが、暑さは明らかに違います。35度を超える真夏日の日中でも普通にエアコンが効くようになりましたし、エアコンをかけていなくても外よりも断然涼しくなりました。
ただこれまでは、夏はサウナ並みの暑さ、冬は床がコンクリートで底冷えする寒さでしたが、空間が快適になったせいか、虫がよく中に入ってくるようになってしまいました。特に多いのが、ハチ。普段、入口の扉は全開にしていることが多いのですが、しょっちゅうハチが飛んで入ってきますし、しばらく家を空けて久しぶりに帰ってくると大量にダンゴムシの死骸が転がっているなんてことも。
人が暮らしやすい環境というのは、虫も同じなんですね。ちょっとそれだけは想定外だったので、虫対策が必要になりそうです。お店の扉も開け放つことができなく、閉めていることも多くなるかもしれませんが、オープンしている時は遠慮なく開けて入ってきていただければと思います。