宮田織物は、1913年に久留米絣の工房として福岡県筑後市で創業。昭和40年に『わた入れはんてん(伴天・半纏)』の生産を開始すると、最盛期には年間で50万枚もの生産量がありました。他社の追従を許さない高品質なはんてん、独自の生地を使った婦人服ブランドの展開ができるのは、糸選びから、織り、デザイン、そして縫製や販売までを自社生産するこだわったものづくりがあってこそ。時代とともに変化し、進化を続ける織物メーカーです。
宮田織物が織る生地は、和木綿(わもめん)と呼ばれるオリジナルの生地。糸を選ぶところからスタートし、シャトル織機(しょっき)と呼ばれる織機で、時間をかけてゆっくりと織り上げることで、空気を含みふんわりとした仕上がりです。たくさん織ることができない手間がかかる生地だからこそ、他には類を見ない生地です。
50年以上続くはんてんづくりは、高品質化とライフスタイルに合わせてモダンで粋な色や柄、デザインへと進化を続けてきました。しかし、わた入れはんてんは冬しか着ることができず、年中通して着たいという意見から一年を通して羽織れる「羽織(はおり)」が生まれました。和服にも洋服にも合わせられ、さっと羽織って出かけるだけでも粋です。
身丈 | 99.5cm |
裄丈 | 78cm |
袖丈 | 25.5cm |
胸囲 | 128cm |
袖口幅 | 17.5cm |