のしごとのトップ / たじまのお醤油・たじまの卵かけ醤油が完成 (のしごと)
2015年頃から始めた「チコニア商店」。これは、兵庫県の北部、但馬地方の良いものを外の地域に向けて発信するためのブランドとして個人的に作りました。
地元には、良いものがたくさんあっても、それが地域や県を越え別のところで目にすることはあまりありません。もっといろんな方に知ってもらえることはできないだろうかと考えて、但馬のものを集めてブランド化したのが、このチコニア商店です。まだまだブランドとしての認知度は低く、付加価値のあるものにはなっていませんが、チコニア商店という名前を広く浸透させることで、但馬のものを外の地域の方が手に取る機会を作れたらと考えています。
これまでに「たじまのお米」と「たじまのお塩」を作らせていただき、新たにラインナップとして加わるのは「たじまのお醤油」と「たじまの卵かけ醤油」です。中身のお醤油は、どちらも地元では知らない人はいないほど地域の味として馴染みのある「しょうゆの花房」さんにご協力いただき、商品化をさせていただきました。ぼく自身、ここのお醤油を食べて育ち、今現在も欠かさず使っているお醤油なだけに、こうして一緒に商品化できたことがとても嬉しく思います。
地元に暮らしていた頃、当たり前につかっていた花房さんのお醤油。大学生になり、一人暮らしのために初めて但馬を離れて暮らした時、母がよく作ってくれた卵焼きを真似して焼いてみたのですが、どうやっても母の味を再現することができませんでした。しばらくして分かった原因は、お醤油でした。一人暮らしを始めた町では売っていない花房さんのお醤油を、実家から送ってもらいそれを使って焼いた卵焼きは、母の味にとても近いもので感動したことを覚えています。誰にとっても懐かしい味があると思いますが、「たじまのお醤油」はそんなぼくの懐かしい気持ちを込めたお醤油です。
そして、「たじまの卵かけ醤油」は、たまごかけご飯を食べるために作られたお醤油で、地元では「まるたん」の愛称で売られている商品です。たまごかけご飯のお醤油は、いろんなメーカーさんから発売されていますが、卵ほんらいの味もしっかり味わえるあっさりした味付けです。ついつい食べ過ぎてしまいすぐになくなってしまうのですが、今回通常の商品よりも量の多いパッケージで商品化をさせていただきました。
この地域の味ではありますが、どなたにも自信を持っておすすめできるお醤油です。ぜひ一度味わってみていただけたらと思います。