のしごとのトップ / 伝所鳩 豊岡店 工事の様子27 (のしごと)
伝所鳩 豊岡店の改修工事も27回目となりました。
今回ご紹介するのは、2階の「小上がり」。こちらの写真は完成後ですが、とても素敵なものに仕上がってるのが伝わるかと思います。
伝所鳩 豊岡店の二階は、のしごとのオフィスと生活スペースとなる予定ですが、最低限の生活がこの空間で生活ができるよう、小上がりを大工さんに作ってもらいました。
こちらがビフォー。もはや以前の姿は思い出せないほど生まれ変わったのではないでしょうか。工事がスタートした時点でここをどう活用するかを決めておらず、そのまま工事が始まってしまったので、進む中もずっと考えていました。
そんな中でふと小上がりにしたらどうだろう?というアイデアがふと降りてきました。そうと決まれば参考になりそうなイメージを集め、大工さんに相談。スペース的に寝室としてはコンパクトなので、あまりおすすめしないとは言われたのですが、少しはみ出す形でどうにか作ってもらえることになりました。
そうと決まれば早速解体がスタート。
廊下との仕切りになっていた壁は耐久性も考慮して一旦撤去、その後新しい壁を作ってもらいます。土壁の解体は、とてつもない砂ぼこりが舞うので、解体はとても大変な作業。ホコリまみれになりながら作業してくれる大工さんたちには頭が上がりません。
壁を作るための下地作り。
この小上がりがあるスペースには、窓がありません。照明が点く予定ですし、他のところから自然光が入ってはくるのですが、ゆくゆく完全に部屋として区切った場合に、少しでも自然光が入ってくるよう、廊下側に小窓を取り付けてもらうことにしました。
これは、新たに一から壁を作るからこそできる技ですね。
小窓に使った古い建具は、実家の倉庫で使われていたもの。
同じ時期に解体して捨ててしまうということだったので、念のため残しておいたものを活用することにしました。倉庫で使われていましたし、およそ60年以上前のものなので、黒ずんで汚かったのですが、洗って干すととってもきれいになりました。しかも、この独特な味は新しい建具にはない小窓になったと思います。
建具のことは「伝所鳩 豊岡店 工事の様子14」にも書いてますので、よければご覧ください。
こうして準備が整ったら、下地に石膏ボードを貼っていき、壁のでき上がりです。合わせて天井も新しく作り直し、点検用の点検口も取り付けてもらいました。
壁と天井ができればいよいよ小上がり作り。
床の無垢のフローリングに合わせ、小上がりも同じ材料で作ってもらいました。部屋には、収納を全く作らなかったので、小上がりの引き出しだけが唯一の収納ということで、たっぷり荷物が入るようにもしてもらっています。
大工さんが可能な限り入れられるようにしますと言ってくれ、その時はちょっとあれば十分なのになって思ってましたが、収納が他にないので作ってもらっておいてよかったと本当に思います。収納とっても大事です。
こちらが完成した小上がり。壁の塗装は自分たちでペンキを塗ったので、ところどころ塗りが甘い素人部分が目立ちますが、おおむね大満足の出来です。
最後に、照明について。
1階・2階共通して照明は、ぼくらの第二の故郷とも言える東京・墨田区にある「後藤照明」さんのものを採用させてもらいました。
後藤照明さんの会社は墨田区にあるものの、実店舗はないため、日本橋人形町にある取扱店surouさんにて購入させていただきました。丁寧に購入サポートをしてくださり、お店やオフィスにぴったりの照明を選ぶことができ、こちらもとっても満足しています。暮らし始めて数カ月が経った今でも照明を見るとうっとりするほど。
玄関や階段にも採用させてもらっているので、また改めてご紹介させていただければと思います。